2013年3月12日火曜日

今週のお知らせ

3月17日(金)は9時から13時までの診療となっています。それ以外の曜日はHPにあります時間での診療となっていますので、よろしくお願いいたします。

前回のお知らせにて記載させていただいたCybex、BS朝日の放送にて実験データが紹介される予定です。是非、ご覧になってください。

私が大学院生の時に、Cybexを用いてどのような実験を行っていたかというと、噛みしめが筋力にどのような影響を及ぼすがという実験をしていました。
発揮筋力には実はいろいろな形態があります。簡単に分類すると、自ら発揮しようとする筋力(例えば、100メートル走を走る)、ものを維持しようとする際の筋力(例えば、重量挙げでバーベルをキープする)、他から衝撃を受ける際にその衝撃から自らを守るのに発揮する筋力(例えば、ラグビーでスクラムをくんだ際に受ける力)といった3つに分類することができます。

実は、噛みしめはすべての筋力発揮形態に役立つわけではありません。噛みしめることによって、四肢の関節は固定されるようになることが明らかにされいます。
つまり、噛みしめは衝撃を受ける際やものを維持しようする際の筋力発揮時には大いに役立つ可能性があるのです。一方、スムーズな運動をする際には、噛みしめは負の影響を及ぼす可能性があります。ちょっと古い話ですが、NBAのマイケル・ジョーダンがシュートする際に、舌を出していたのは、スムーズな動作を行うために必然的に行っていたのかもしれませんね。

そういった眼でスポーツを観戦すると、また日々いろいろな発見がありますよ。
機会があれば、そのような眼でスポーツ観戦してみてください。



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